ADDICT CLOTHES / AD-01 CENTER-ZIP JACKET(SHEEP)

ADDICT CLOTHES(アディクトクローズ )
AD-01 CENTER-ZIP JACKET(SHEEP)

以前より気になっていた、アディクトクローズのシープスキン。

どうしても欲しかったというよりも、アディクトクローズのシープスキンを見て見たかったというのが正確なところ。

たまたま、タイミング良く、在庫追加の時期に巡り合えたので、すかさず購入した品。

 

アディクトクローズのデザイナー兼、オーナーの石嶋さんのインタビューは事前に色々なメディアで見ていたので、アルミジッパーを1から作ったり、極厚のシープスキンへのこだわりについての開発秘話については、だいぶ事前知識はあった。

 

ジッパー等の金属パーツ。

くすんだアルミ素材で、まだアタリが出ていない角が立った状態の為、周りの物を傷つけそうな感じ。

 

中綿をわざと抜いて減らして作ったという内張りのキルティング。

ルイスレザーのように発色の良い赤ではなく、ワインレッドという感じの落ち着いた赤系のコットン生地。

 

表面のメイン素材である、シープスキンについては、もう少しマットでしっとりしているのかと思ったけど、顔料強めのゴツゴツしたような質感だった。

イメージで言うとバッファローの荒々しい雰囲気で、顔料強めのレザーというのが第一印象。

ベジタブルタンニングのレザーと言われたら、表面染料仕上げで、イタリアのバダラッシカルロ社のミネルバっぽい質感をイメージしていたので少しギャップがあった。

 

ルイスレザーのシープスキンと比べると、ルイスはしっとりマット。

アディクトクローズは、表面ガサガサ、革質フワフワという感じ。シープスキンというよりは、ディアスキンの顔料仕上げのような雰囲気の印象を持った。

実際にこの2つを比べると、ルイスはペラくて、アディクトは軽くて肉厚という印象があるけど、安っぽいとか素材が良さそうとかそういう意味ではない。

 

着丈に関しては、同ブランドのライダースの中では、長めの設定とのことだけど、個人的にはもう1-2cm長いとベストという感じだけど、これはこれで良いという感じ。

40と42でサイズを悩んだけど、着丈は一緒で身幅の違いだった為、縦長の方が好みだったので、40を選択。

ジッパーを閉めてジャストという感じだけど、そもそも前明けで着ようと思っているので、ジッパーを開けたときの雰囲気を優先させた。

 

以前、カスタムオーダーが出来た際に、着丈を伸ばしてオーダーしたかったけど、その時はサイズ感がわからなかったので見送ったけど、今回は基準として吊るしサイズで1着は持っておきたかった。

もし、今カスタムオーダーが出来るならば、着丈2cmほど伸ばして、内張はブラックニットナイロンにしているはず。

そもそも、カスタムオーダーが出来るならば、ライトニングタイプのAD-02で着丈をかなり長めにオーダーしていると思う。

石嶋さんの思いが詰まったレザージャケット、評価が高いと言われているシープスキンはどのような物なのか、しばらく着込んでみたいと思う。

 

 

—2024.10.23—

着用約1か月。

まだまだ暑い日が続いて、着て出かけるような気候では無い為、エアコンがガンガン効いた環境でのデスクワーク時のカーディガンのように羽織って1か月。

シープスキンとは言え、サイズがジャストすぎるのと、新品の堅さがあるので、なかなか修行のような日々だった。

まだまだ、ハリはあるけど、全体的にベースの形は出来上がって、皺が刻まれたような形に。

茶芯はまだまだ出る気配は無いけど、これが茶色になるにはかなりの年月が必要な気がする。

1か月間着用してみた印象としては、流石メイドインジャパンという作りの良さ。

縫製の正確性や、素材感からは安っぽさを感じない。

石嶋さんも高校生の時に、レプリカブランドのデニムの生地の厚さを比べるような少年だったと言っていたのを思い出したけど、まさにレザージャケットのレプリカブランドといった印象の物。

ベースはルイスレザーなんかの英国系ヴィンテージレザージャケットなんだろうけど、似ては非なる物。

ウエアハウスなんかのレプリカブランドのデニムの生地感がリーバイスと少し違うように、オリジナルをベースに、そのオリジナルを勝手に超えて別路線に行ってしまったレザージャケットという印象を強く持った。

左腕のジッパーを無くしたのも、オリジナルからの確立ということで、最近無くなってしまったようだけど、正直ここは残して欲しかったところ。

カスタムオーダーで追加できるなら間違いなく追加する。

とりあえずストレスを感じなくなるまで、引き続き徹底的に馴染むまで着込んでみたいと思う。

 

 

—2024.11.19—

着用2ヶ月。

パッと見は、1か月とあまり変わらないけど、より皺が深く刻み込まれて、着用感のストレスがより無くなってきた。

全体的なコシは抜けてきているけど、ところどころまだ芯は残っているような状態。

ジャストサイズなので、些細な体重の変化で、小さく感じたり、ジャストで感じたりするのが絶妙なサイジングだったことを感じさせる。

そもそも、あまりにもシンプルなジャケットな為、前閉めはほぼやらなくて、前空け前提だったので。

着丈は、この身幅なら良いけど、もう1-2cm長ければ、何も気にならないという感じ。

着用していると、上がってきて腰回りがスカスカする感じで、定期的に縦に伸ばしたくなるのでどうも落ち着かない。

カスタムオーダー出来る機会があれば、絶対に2cmくらいは伸ばしたいと思う。

とは言え、今の時代感のサイズでは無いと思うけど、このバランス自体は完成されていると思う。

 

自身の動きの癖なのだと思うけど、左袖がセンタージップと、なんかのタイミングで擦れているらしく、やや大根おろしチックになっている。

アルミジップの雰囲気は、良いのだけれど、エッジの効いた感じで擦れるものをガンガン傷付けるカミソリのようなことから実用性を考えると、やはりYKKやCLIXSは優秀。

アルミが酸化したときに発する独特な機械的な金属独特の香りも、決してお洒落なレストランに着用していくものでは無いことを思わせる。

こちらは時代の変化で改良されて、絶滅したと言わざるを得ない。

何のストレスも無く快適に走れる車と、あえて非効率を楽しむ旧車を乗る感覚そのもの。

 

特に過保護の扱っているわけでも無くて、適度に雑に扱っているせいもあるのかもしれないけど、とにかく変化のスピードが速い。

茶芯の表情はまだ出てこないけど、別に茶芯なんて出なくても良いけど、どんな風に表情が変わっていくか見守っていきたいと思う。

 

—2024.12.20—

着用3ヶ月

 

 

—2025.01.03—

オイルアップ


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