Lewis Leathers(ルイスレザー )
CYCLONE No.441T
シープスキン
※着丈・裾幅のサイズ、ジッパーテープ、パッチなどをカスタムオーダー
2022.10月オーダー
2023.12月完成
オーダーから完成して手元に届くまで、約1年2か月ほどかかってようやく入手。
もともと、ルイスレザーのジャケットは欲しかったのだけど、オーダーしに行けるタイミングがなかなか無く、そうこうしている間に大人気となり、納期が1年待ちという事態の流行に乗ったかのような購入のしかたとなった。
ライダースは、きついくらいのジャストサイズを自分の形にしながら着るものという考えもあると思うけど、
自身の場合、昔からどうしても身幅を合わせたサイズにすると、着丈が短くなりすぎて、外人のコスプレをしている日本人のようになってしまうので、
着丈をかなり伸ばしてカーコートのような雰囲気で着用できる、ややゆるめでオーダー。
恐らく、購入後さらにピチピチに直して着ている人からしたら、『ダブルの革ジャンの着方違うよ』と言われてしまいそうな仕様。
オーダーの際は、ルイスレザーの店舗に直接出向いて、店員さんに相談しながらオーダーしたのだけど、
40はシルエット的に肩幅や身幅がかなりタイトにスッキリした印象になるのだけれど、胸周りの圧迫感が凄くて、胸に線が出ている時点でサイズが合っていないと言うことで、しぶしぶ大き目の42をベースにすることに。
身幅がブカブカのナイロンジャケットのようなシルエットで出来上がってきたらどうしようと思っていたけど、着丈を伸ばしたことで、縦横のバランスが最高で、街着で来ていてもコスプレ感の無い仕様で仕上がってきたので大変満足している。
着用感はかなりゆったりとしているのに、見た目はかなりスッキリしているのは、さすがテーラード文化である英国製品と思えるところ。
縫製や全体的な作りは、日本製から比べたら、味と思うしかないのもまた英国製品ならでは。
次回、同じ仕様でオーダーしても、同じ寸法の物が出来上がってくる気がしないという意味では、新品オーダーメイドで購入しても、着用して初めて合うか合わないかという、まるで一点物のビンテージを未試着で買うのと大差ないギャンブル感は、イメージ通りに出来上がった時の喜びを倍増させる。
近場にルイスレザーを置いている店舗は少なく、あってもカウやホースのカチカチの吊るしの仕様で、肩幅ゴツクて着丈が短い鎧を着ているかのような、あのコスプレ感は一切無い。
素材も個体差が大きいとされるシープスキンを選択したけど、別にシボが多くても少なくてもどちらでも良かったのだけれど、比較的シボが少なめのキレイな印象の個体で出来上がってきた。
縫製は、流石MADE IN UKといった印象。
これも含めてイングランド製という味というか、カッコ良さというか、ありがたみを感じられない人は、恐らく日本のレプリカブランドの凄さに慣れ過ぎた人。
MADE IN JAPANはやはり凄い。
確か、オーダーした段階では、£1,000もしなかったと思うけど、2023.12月時点でサイクロンは£1,100。
本日時点(2023.12.05)で、£1=186.00円ほどなので、吊るしの状態で単純計算で204,600円ということになる。
もちろん、国内から海外に直接オーダー出来ても関税があるだろうし、直接行ってもそれなりのコストがかかるので、国内でオーダーするのが現実的。
日本国内でも、ベースのサイクロンで214,500円(Tax in)と考えると、ここ数年でさらに高級品となった印象。
今回の仕様にしたら、サイズカスタムのチャージがかかるので、ここからさらに1割ほど上がる。
もちろん、1年前にオーダーしに行った自分の選択は間違ってなかったということは言うまでもない。
10年ほど前に、たまたま立ち寄った店舗にネイビーのサイクロンが置いてあって、サイズ的には着丈もやや長めでストリート仕様で使えそうなものがあったのだけど、当時は自身の生地マニア度が高すぎて、ペラペラの安物の革ジャンというイメージが強すぎて、それ以来ルイスレザーは興味の対象から完全に外れていたのだけど、10年の時を経てついに手にすることとなった。
もちろん、当時は赤羽期と言われていたものだった可能性が高く、現在は当時よりもサイズ感や素材感のアップデートはされている印象があるとともに、単純に分厚ければ良い、素材が良ければ良いという自身のこだわりもある程度無くなったので、タイミング的にはちょうど良かったのかもしれない。
2024/01/09 更新
着用1か月
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